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いろんなホンモノに出会った

昨日は上野。
降ったりやんだりの雨模様だったので傘を持っていったけど、博物館とか行く時
って傘ってジャマね。外国人のように傘をささずに歩いてみたい、と思いつつも、
濡れるのもイヤだなって思うし。みなさん、そんな日はどうしてるんでしょ。

St330046上野の国立博物館“表慶館”で開催中の
『「Story of …」カルティエ クリエイション~
めぐり逢う美の記憶 』
に行ってきました。
開場する前までは、カルティエの宝石よりも
むしろ、この展覧会の監修・デザインを吉岡
徳仁さんがやったので、そちらのデザインの
ほうに興味があったわけなんだけど。
一歩会場内に足を踏み入れたら、そのまば
ゆい光りを放つ宝飾品の数々にすっかり心
を奪われてしまいました。
インドのマハラジャのために製作されたダイ
ヤモンドのネックレスとか、尋常とは思えな
いほどのゴージャスぶりなんです。
ひとつのネックレスにダイヤ千個とかね。麻痺してきちゃうほどの一生分…、いや
一生かかってもお目に掛かるはずではなかったおびただしい量の宝石を一度に
見させていただきました。
なかでもグレースケリーの婚約指輪が可愛かったなぁ~。びっくりするほど大きな
ダイヤモンドなんだけど大きいのになぜかとっても上品で清楚で可愛らしくて。
彼女の雰囲気にピッタリな指輪でした。

Sub8_large博物館を出た後はそのまま
上野で『グラン・トリノ』。
まず、タイトルがいいですね。
実にセンス良し。
ひたすら地味な作品だけど、
決して堅苦しいわけでなく、
ストーリーもわかりやすくて
コミカルな部分も多いので
どんな人が見ても楽しめる
作品ではないかと。
もちろん「ダーティ・ハリー」シリーズのファンだったら、さらにニヤリとするシーンも
多々あって。(床屋の主人と悪口叩き合うところとか、眉間にシワを寄せまぶしそ
うな目で銃を構える仕草とか、うぅ~~、もうたまりません!)
個人的には、モン族の少年タオとの、疑似父子のような、師弟愛のような、そん
な関係を深めていく普段の生活シーンがとっても心に残りました。
床屋に連れていって「男の会話」をたたき込むシーンとか、工具屋で工具を選ん
でやるシーンとか。(男同士って、たいがいあんなふうに道具を介して関係がより
深まっていくもんなんだよなぁって思って。そこがなんかかっこいいんだなぁ)

この映画は、過去のイーストウッド主演作品だったら「悪いヤツには銃で決着を」
つけていたはずが、今までとまったく別の解決法を選択した、というところがなん
とも感慨深かったです。これがイーストウッドが託したメッセージなんだろうね。
彼なりの、反戦映画であり、アメリカの未来への希望、なんだろうと。泣ける…。
誰一人としてエンドロールが終わるまで立ち上がる人はいなくて、みな余韻に
ひたってました。あのエンドロールも素晴らしかったなぁ。すがすがしくって。

映画を見ているうちに、数年前に亡くなった祖父を思いだしてしまいました。
90近くなるまでいつも家中のいろんなところを修理して、庭掃除を毎日かかさず、
いつも怖い顔して憮然としてるのが可愛らしくって。超ヘビースモーカーでさ…。
そんな祖父にたまらなく会いたくなってしまった…。

夜は上野へ行ったらわりといつものコースのガード下の【大統領】へ。
ここで、日本のある意味<グラン・トリノ>に出会いました。(初対面)
090524_200501090524_200503

店での通称、「会長」さん。
赤羽の鉄工所勤務。
右手が効かなくなった今も
左手一本で現役バリバリ。
府中競馬場は会長さんの
仕事だそうで。
今日は馬券当たって上機嫌。
酔っぱらってすでに話が3回
転してます。

「俺は森の石松…。バカは死ななきゃ治らないってな」。
こんないい顔したオヤジ、死んじゃったら寂しい。長生きしてね。おやすみ。


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コメント

グラントリノ、今現在32年の自分人生の中で、確実にベスト1映画!

最後のあの夜のシーン、あのウォルトが館の前で堂々と立つ姿にどの西部劇よりカックヨカッター!震えきたー!男はかくありたい。
エンディングも最高!
やべ、また涙が。

投稿: T児 | 2009年5月26日 (火) 08時53分

何故女性はキラキラが大好きなのだろう?
一杯キラキラ貼ってる携帯見ると、
殺意が湧くのはワシだけかな?

大統領はホッピー有るのは良いのだけど、
馬の煮込みは…

その向かいの文楽に次は行って見て、
ココの煮込みはワシの一押し。。。

投稿: しげまっくす | 2009年5月26日 (火) 11時05分

本当に沁みる映画だったなあ。
一緒に見たうちの姉が映画終わって開口一番
「あんな頑固じいさんがうちの隣に住んでればいいのに」
って言ってた。
姉、バツ1で息子ひとりでしょ。
息子の手本を示してくれる大人の男が必要だと痛切に感じたみたいだわ。
なかなか現実にはあんなカッコいい人いないけどね~。

投稿: mau | 2009年5月26日 (火) 22時04分

大統領大好きです。蔵前にオフィスがあったころよく行きました。自分の記憶だと古い店と新しい店の二店舗あったような気がするんですが、今は新しい店だけなんですかね。ガツをよく食べました。近々行こうって会社の同僚と話してたばかりなのです〜。

投稿: たのちゃん | 2009年5月26日 (火) 23時27分

■T児さん
あの最後の決着シーンは、まさしく西部劇スタイルな構図だったねぇ。
「ウヒョーー!きましたなっ!!」って身震いしてしまいました。
エンディング、イーストウッドの歌声もグラントリノが走り去る光景も素晴らしいよね。

そうそう、私、モン族って映画で初めて知ったので、家に帰ってから復習しちゃったわ。

投稿: ok | 2009年5月26日 (火) 23時45分

■しげまっくすさん
私の携帯はさっぱりとヤロウっぽいのだけれど、ストラップはキラキラって
してるのよ~。
(一応、女子だということをアピール。なんちて)

大統領のウマの煮込み、しげちゃん、ダメなの~?
私、けっこう好きかも。やや味が濃いけど江戸風味ってことで許す。
次回はしげちゃんおすすめの文楽さんにぜひ行ってみるよ!!

投稿: ok | 2009年5月26日 (火) 23時49分

■mauさん
ウォルト爺ちゃんは、実際にそばにいたら、かなりうざいんじゃないかって
話もなくもないが…(笑)彼も、実の息子達とはうまく付き合えてなかったわけで。
血が繋がっていなかったり、肌の色が違っているからこそ、かえってうまく
付き合えるっていうこともあるのかもな、とも映画をみてて思ったよ。
mauちゃんの甥っ子くん、ステキな大人の男にどこかで会えますように。
バイト先とか、そういうところにも出会いはあるし。きっと大丈夫だよ!

投稿: ok | 2009年5月26日 (火) 23時54分

■たのちゃん
大統領、今も2つありますよー。1号店、2号店っていうのかなぁ~。
道路にせり出してオープンエア状態になってるところで飲むのが最高に気持ちいいです。
だから冬はあんまり行かないの(笑)
夏に向かう今頃の季節になると行きたくなってくるお店ですねー。
お客さんがみんないい感じなのも大好きです。

投稿: ok | 2009年5月27日 (水) 00時00分

カルティエといえば、3連リングと連鎖反応で答えてしまうアラフォーバブル世代です(笑)

ウォルトが唸るシーンに何度も笑わせていただきましたbleah
あんなマンガみたいな怒り方ってあるか。
いや良い映画です、好きな映画です。あの唸りを含めて。

投稿: kimi | 2009年5月27日 (水) 00時10分

■kimiさん
私も笑ったよぉ。グルゥゥゥゥって声に出して唸るんだもん。ブルドッグかっつうう感じで。
あれは笑っていいところでしょう、絶対。

小林信彦氏が年に一度しか映画を見ない人には、この映画を今年の1本に薦めると言ってたよ。

投稿: ok | 2009年5月27日 (水) 13時25分

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