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2009年4月

Dialog in the Dark

News090422_1main昨日、仕事を終えてから外苑前で開催中の「ダイア
ログ・イン・ザ・ダーク」
へ行ってきました。
昨年参加した知人から話を聞いて、行きたくてたま
らなかったこのDID。
今年は長期開催ということもあって、手に入りづら
いと言われていたチケットも無事に購入することが
できました。

私が体験してきたことを事細かに書いてしまうと、
これから体験する人にネタバレになってしまうので
あんまり詳しく話せないことが「うぅぅっ」って苦しくて
足をバタバタしたくなるほど、語りたくってしょうがない気持ちです。

なんかねー、いろいろな今まで自分で考えてたり、思いこんできたことが、
覆されたりもしたし…、上手く言葉じゃ説明できないんだけれど、うーん。
アタマじゃないところでたくさん気づかかされたり、発見したことがあったりで
とてもとても暗闇が愛おしくなる体験だったなぁと。

まず、明るいところからカーテンをくぐって初めて真の真っ暗闇に入った時の
恐怖。目をこらしてみても、目をずーっと開けていても、そのうち目が慣れて
何かが見えてくる、なんてことはなくずっとずっと何も見えない。自分の手も
周囲の人も、壁も足元も、持ってる白い杖も、とにかく何も見えなくて。
そんな中、さっきまで赤の他人同士だった8人で巡る1時間半の暗闇ツアー。
アテンド役の方(暗闇のエキスパート=視覚障害者の方)のなんと頼もしい
こと。「もしかして、この人ってば実は見えてるんじゃないのか?」って思って
しまうほど暗闇の中を縦横無尽に行動できるんですよね。尊敬します。
そんなアテンドさんの声を頼りに、私達8人は協力しながら橋を渡り、草の匂
いをかぎ、しゃがんで小川の水に触れ、果ては暗闇のBarで一杯ひっかけた
りもするのでした。

見えなくなることの不安とひきかえに、人の身体に触れることの安心感とか、
声をかけあう楽しさとか、他人に助けられたり助けたりすることの大切さとか。
何よりも、視覚以外の他のすべての感覚が、時間が経過していけばいくほど
どんどんと敏感になって、拡がっていくことの面白さ!

なんていうのかなぁ。
最初は、足をたった5センチ前に出すのも怖くて、自分の身体がその5センチ
よりも小さいような感覚なんですよね。それが物が見えないことで、見えない
から見た目で判断できない分、匂いとか、空気が肌にさわる感じとか、聞こえ
てくる音とかで、物事を見た目じゃないもの、自分なりにアタマで描きながら
とらえるようになると、だんだん3次元とは別次元での可動域っていうのかなぁ、
うーーーん、上手く言えないんだけど、全方向にぐわっと拡がっていくような…、
そんなふうになっていく気がしたんですよね。

視覚障害の方々のことを今までとても気の毒だと思っていたけれど、(もちろん
健常者の私から比べれば、不便だったりすることはとても多いのだろうけれど)
誤解を恐れずに言えば、思っているよりも、ずっと彼らの暗闇の世界は奥が深く
自由で楽しい、何よりも視覚にしばられない空間で、見えないことの辛さよりも
見えてることの何十倍も楽しめるものがあるのかもしれないと思うほどでした。

1時間半の体験が終わりに近づいて、アテンドさんに、
「そろそろ明るい世界に皆さんは帰りますので、僕とはここでお別れです」
と告げられた時、私たちのグループの中のひとりの男性がぽつりと、
「このままここにいたいな。明るくなるのが寂しい」
って言うのを聞いて、私たち他の7人も
「本当に…。この暗闇が名残惜しいよね」って笑いあったりして。

会場を出て、見慣れた夜の青山を歩いて帰る。
なんかとっても不思議。匂いとか音とか、うるさ~い(笑)んだよね。
自分の家がある駅のホーム。ついつい点字ブロックの上を歩いてしまう。
「まっすぐ、まっすぐ。ここでストーップ。ここから先へは行かない…だね」
なんて確認しながら、改札の外まで出てみました。

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ムンバイからガード下潜って昭和の銀座

Photo_4祝!復活、ダニー・ボイル!ってことで観てきました
「スラムドッグ$ミリオネラ」

この映画は何と言っても、前半のスラム街を縦横
無尽に駆け抜ける子供達を追うカメラと音楽だね!
これがとにかくワクワクさせてくれるのですよー。
疾走感がねぇ~、たまらないのです。
上空から俯瞰して撮ったまるでパッチワークみたい
に連なるスラム街のトタン屋根とかね、面白いの。
(あのシーン最高だったなぁ。)


ストーリー自体はツメが甘い気もするし、都合が良すぎる部分も多々あるけれど、
それを言ったらこの映画を楽しむことはできないと思うんです。
「水戸黄門」を見るような、老若男女どんな世代が見ても楽しいエンターテイメント
作品だと思いました。観て損無し!

さて、日比谷シャンテの暗がりを抜け出し有楽町のガード下ですでに出来上がっ
てる人達を尻目に、向かうのは銀座TACT
「Music Affair」 という昭和歌謡イベント(?)に行ってきました。
3人のボーカルのうちのひとりが私の大好きなギャランティーク和恵さんなので
もうそれだけで私には行く理由があるわけなんだけど、今回は、バックバンドの
ドラムスを私の弟が担当するってこともあって、姉としてはもう冷や汗かきつつ、
和恵さんに迷惑をかけないようにと、固唾を呑んで見守っていた次第…。(笑)
でも、そんなこんなのおかげで、和恵さんのブログにどうも私らしきヒトのことが
書かれていたのですぅ。(姉、じゃなくて妹、となってはいますが)
もう嬉しくってウキャキャッ!っす。感謝感謝~!恩に着ます!オトウト様。

さて、この日の客層はすっごいアダルト。うちの親世代より上くらいな感じでね
どうも、客席の8割方はムード歌謡の貴公子との異名をとる田渕純さんのファン
の方々だったのでした。
で、この田渕純さんがかなりイっちゃってる方でして、なんとも目が離せなくなる
興味深い男の人でした。あぁ、筆舌に尽くしがたい面白さなんだよなぁ。
(めちゃめちゃ歌上手いんですけど、それ以上にキャラがたちすぎてて…)

つくづく、この世の中って、いろんなところにいろんな人がいるもんだなぁって
思えてきた夜でした。

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善光寺詣で

いやぁ、思えばここ数週間、会社でいろいろとありまして(詳細は省きますが)
おかげで私も怒涛のごとくの忙しさでした。
「やっと落ち着いてきたなぁ」と思った今週木曜、お昼頃から、にわかに寒気が
し始めて、みるみるうちに発熱。
その夜予定していたOMSライブはドタキャンし、急いで帰宅してお布団へ。

あけて金曜。
熱が下がってくれたので、予定通り母とともに長野新幹線で長野行き。
善光寺は今年、7年に一度の御開帳なんですよね~。
で、御開帳って何なのか、母娘ともども実はよく知らなかったんですけれど、
この時期は、御開帳にからんだJRのお得なチケットがやたら売り出されていて、
せっかくなので、この機会に「死ぬまでに一度はいきたい善光寺」とまで詠われ
る場所へ行っておくのもいいかもね、ということになったのでした。

新幹線で長野駅まで1時間ちょっと。駅から善光寺までは歩きでも行けます。
案外、近かったなぁ。
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善光寺に入る前に門前の通りに構えられたレトロな和洋折衷の建物があって、
気になって近寄ってみると「藤屋旅館」という旅館の看板が。
登録有形文化財にも指定されている建物で、今は旅館としての営業はなく、
レストランと結婚式場のみだそうです。少し残念ですね。
その建物の右脇に半地下に降りていくような石造りの階段があってそこが
小さな山小屋のようなティールーム「藤屋」が併設されてました。
ここ、かなり私好み!寡黙なマスターと年季の入ったストーブがステキ。
戸隠の山の家タンネ(美味しいお料理で有名ですね)のジャムが売っていた
ので、瓶の重さにも迷うことなくサクッと購入。

カフェを出てからも、農産物を売るお店ではこしあぶらなどの山菜をいろいろ
買ったり、山葡萄のかごバッグを買ったりして、目的の善光寺へ行くまでに
やたらと誘惑があって、もうたいへん!

やっと善光寺の境内に入ったのが12時ごろ。
平日だというのにかなりの参拝客の数におののきながらも、まずは目的の
「大回向柱」という柱に触るために列に並びます。
090424_120001_2O0232031010170505657_2前も後ろもすっごい
長蛇の列!!
こんなにたくさんの人
の願い事をかなえなく
ちゃなならないなんて、
仏さまも大変ですなぁ。
お天気が良くって本当
によかった…。
(雨だったらタイヘン!)


無事に柱に触って願い事をしたあとは、本堂にあがり、畳敷きの内陣に入って
ここでもしっかりお願い事をして、「無事終了ね」と本堂を出ようとしていた時に
ちょうど法要を終えた住職さんの退堂時とタイミングが重なりまして、なんと!!
“お数珠頂戴”を受けることができました。偶然とはいえ強運な母娘です(笑)
まったくもって信心深くない母娘ですが、これにはちょっとドキドキしましたね。
終わってからも、
「ひざまずいてるときって目があけられないもんだわねぇ」
「私の頭に数珠が当たったとき、なんだかジーンとしちゃうのね」
なんて言い合いキャッキャッと大騒ぎしちゃって、まるでハリウッドスターに握手
してもらったのと同じくらいの興奮ぶり!(結局はミーハーってことです)

善光寺を出て、参道のお蕎麦屋さんでお昼ごはんを食べたあとは、近くの信濃
美術館へ行ってみました。ちょうど善光寺信仰展という展示をやっていたので、
そこではじめて善光寺についてちゃんと知ることができました。
美術館の隣に、東山魁夷館という別館が建てられていて、建物の感じが谷口
吉生さんっぽいなぁなんて思ったりしました。
(ま、東山魁夷の絵には興味がないので入らず)

そのあとは、念願の八幡屋礒五郎(やわたやいそごろう)の大門店へ。
私、七味唐辛子で一番好きなのがこの八幡屋のなのですぅ。
店内はモダンなつくりでびっくりです。(もっと古めかしい店だと思ってたの)

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お店の中にはブレンド
コーナーもありました。
(ピース!)

七味以外にもいろんな
商品が置いてあって、
どれもこれもそそられて
しまう品揃えでした。


母はポン酢や山椒味噌などを買い、私はイヤーモデルでもある「御開帳缶」を
買いました。満足、満足。


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筒美京平の世界

土曜の夜、青山のマンダラまでギャランティーク和恵さんのミニ・リサイタルに
行ってきました。
和恵さんのリサイタルの中で多分動員数過去最高だと思うほどの大盛況で、
立ち見のお客さんが何人もいてバーカウンターあたりは身動きできない状態
でした。表メディアにはほとんど出てないアーティストなのに!!
きっと口コミ、人づてに噂が拡がっているってことなんだろうな、すごいわ…。

今回のテーマは『ギャランティーク和恵の世界 筒美京平を歌う』。

「世界」というだけあって、和恵さんならではの筒美京平を堪能。
ほとんど知らない曲ばかりだったけれど、どれをとっても名曲ぞろいなのよね。
(セトリスは和恵さんのブログで→「夜の七変化・夜が明けて」

前回のリサイタルでたまらなく好きになった曲「ブルー・ライト」も京平先生の
曲だったとは。これむちゃむちゃキャラオケで歌いたいんですけど、ワタクシ。
(ま、絶対キャラオケに曲入ってないだろうけどね)
ためしに、今さっきyoutubeで検索かけたら和恵さんが歌ってる動画発見。
(UPして大丈夫だろか?もしNGだったら即効消します)

きゃーー、かっこいい。艶っぽいなぁ~。(土曜の夜を脳内反芻中)。

私が個人的に好きな京平先生作品というのはどれも、キラキラしてて爽やか
で眩しくて、「胸がキュンとしちゃう」青春の切なさいっぱいな曲だったりするの
だけど、こんなふうな大人な女の恋愛を描いた曲もたくさん書いてるのよね。

どんなテイストの曲でも作れて、しかも、それがどれも筒美京平先生の作曲
だと聴く側にわからせてしまうんだから、まったくもって素晴らしいデス。

私の筒美京平ベスト3は下記のとおり。どれも甘酸っぱい~~っ☆
1.『ABC』(作詞:松本隆)
2.『Romanticが止まらない』(作詞:松本隆)
3.『強い気持ち・強い愛』(作詞:小沢健二)

というわけで、栄えある第1位に輝きました『ABC』をどーぞ!!ナイス名曲!

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阿修羅ナイト!

090408_204701_4昨日の夜は、東京国立博物館にて
開催中の「国宝 阿修羅展」に行っ
てきました。
通常は博物館が閉館している夜の
時間帯に、この3日間だけ阿修羅
ファンクラブ
の会員のみ限定で観覧
できるという超うれしい企画。
そりゃ、もちろん行かないわけないで
しょ!ってことで「いざ阿修羅っ!」



090409_073801_2受付ではこんなピンバッジをもらいました。
もちろんすぐにジャケットに着けてはしゃぐ私達。
「へへ。バッジをひきたたせる為に黒のジャケットを
着てきたんだよ~」と私。
(どんだけ気合い入ってるんだか…)

ファンクラブ特典としてもうひとつ楽しみだったのが
ファンクラブ限定の【音声ガイド】。
なんと、みうらじゅん×いとうせいこう、それと高見
沢(ジ・アルフィー)のシークレットトラックが聴ける
んです。

普段はめったに誰も借りてないあの音声ガイドの機械も、そういうわけで、
昨晩は来場者ほぼ全員が借りてました。係員さんがめちゃテンパッてて
大変そうでしたわ。

八部衆と十大弟子が展示してある部屋に入った途端、あまりの圧巻ぶり
に「うひゃぁ…」って度肝を抜かれちゃって。
こんな触れるくらいに近くでナマで見ているとなんだかドキドキしちゃいます。
個人的には五部浄がいちばん好みの顔でしたわ。胴がなくなってしまって
るため、ガラスケースの中に入ってたのがちぃと残念ではありました。

そこを通り過ぎるとお待ちかね、クライマックスの阿修羅の展示室が!
一歩中に入ると回廊になっていて、その先はもうまさにスターの部屋といっ
た感じ。超VIP室に阿修羅が一体のみで展示されてるんです。
阿修羅が立っているのがお立ち台のような高めの円形ステージで、照明が
また絶妙に効果的でして、阿修羅を神秘的に輝かせているのです。
その阿修羅を見上げるように360度周囲を取り巻いている人間達の対比が
なんとも面白かったなぁ。

もともと阿修羅といえばそのイケメンぶりが有名な仏像なわけだけど、あら
ためてこんなにキュートな仏像だったんだっけ、と阿修羅をじっと見てしまう
私なのでした。
特に左側の顔がね。下唇をキュッと噛んでいて、たまらない表情なの~。
いやぁ、ほんと。素晴らしい。

普段、仏像やお寺に興味ないような人でも今回のような展示方法だったら、
楽しめるんじゃないかなぁ。
土日は尋常でない混雑ぶりらしいけれど、だまされたと思って行ってみても
損はしないと思います。おすすめです!

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何から何までうっとりでした

先週は六義園のしだれ桜を見に行ったり、代々木公園でお花見したり、谷中
墓地でお花見したりと、桜ざんまいの一週間でした。
桜ってなんでこんなにきれいなんだろうねー。桜は日本の誇りだと思います。

さて、昨晩はJOHN LEGENDのライブへ。
翌日の今現在でも、思い出すだけで腑抜けになってしまうほど、Johnにやられ
てしまいました。さすが「伝説」って名付けられるだけあるわ~。
(ちなみに「伝説」の名付け親はカニエ・ウエスト)

あぁ。うっとりするにもほどがあるって言うほどの、ここ数年分のうっとりを一晩で
使い果たしてしまいましたheart02

最初の1,2曲くらいがちょっとだけJohnの声が聞きづらいというか伸びが今ひ
とつで、「もともとスモーキーな声質だから、疲れてたりすると伸びが悪くなるの
かもなぁ」なんて思ったりもしたのですが、その後あたりから歌えば歌うほどに
ぐんぐんと声がヴォリュームアップして、セクシーでなおかつ包容力のあるような、
とにかくうっとりするような声が響いて、もうその声を聞いているだけで、私ってば
辛抱たまりませんでした。あぁ、欲情してアタマがヘンになりそう…。
ふと周りを見渡せば日本人も外人も女子はみな、私とおなじように目がウルウル
口元にやにやと欲情しまくってました。
もう、Johnったらほんとに罪深いオ・ト・コ。

2作目のアルバムのテイストがかなり好きだったので、初めて『Green Light』
聞いたときは正直、「John…。あなたまでエレクトロいっちゃうの?」って思った
りした私でしたが、昨日、スタンディングのライブでは『Green Light』のイントロが
流れ出したら、むっちゃ気持ちがあがってきて、すっごく気持ち良かったのです!
John自身が、「クラブで踊れて盛り上がれる曲を作りたかった」とインタビューで
言ってたのが昨日実際に体感してよーくわかりました。

大好きな『P.D.A』もやってくれたし(もうまじヤバ…。あの曲では完璧やられた)、
他にも『Everybody Knows』、『Good Morning 』とかセトリスが私好みでした。
アンコールは、超かっこいい黒のスーツ姿で『Ordinary People』を弾き語り。
コーラス部分はお客さんみんなで歌ったりして、セクシーながらもとっても暖かい
居心地のよいライブでした。
では、皆様。ご一緒に。

  Maybe we should take it slow  (Take it slow oh oh ohhnote)
  This time we'll take it slow   (Take it slow oh oh ohhnote)
  This time we'll take it slow   (Take it slow oh oh ohhnote)    

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「MILK」 オスカー主演男優賞、大納得

Hm2_4昨日、さる方から招待券
をいただき『MILK』の試写
を見てきました。
公開したら絶対見るつも
りで楽しみにしてたので、
公開前に見てしまうのは
どうかとも思ったけれど、
やはり「見たい!」という
衝動は抑えられず、行っ
てきちゃいました。


↑これ、ショーン・ペンですよ。
いつものちょっと怖い神経質そうな印象の顔じゃないでしょ。
この写真見ただけでもわかるように、演技がとにかく素晴らしかったの!
もうね、映画がはじまってからすぐにスクリーンに映っているショーン・ペンは、
もはやどこを見てもショーン・ペンではなく、ハーヴィ・ミルク本人を見ているよう
な感覚でした。

映画全体にガス・ヴァン・サント監督特有のなんともいえないざらっとした温もり
のある質感があり、それがこの映画をただの伝記映画以上のものにしてたな。

それにしても宗教ってやっぱり怖いと思った。
日本でここまで露骨に同性愛者が差別された歴史ってないと思うのだけど。
今だってテレビをつければCMだってオネエ言葉だし、ゲイタレントもたくさん
メディアに出ていますよね。
これって欧米ではまず考えられないことなのでしょう。
キリスト教では同性愛は罪悪(旧約聖書にそう記されてる)で、だから同性愛
は国を滅ぼすと本気で考える人達が大勢いるのも事実。

この映画のなかで、ミルクが否決に尽力を注いだ、同性愛者やその支援者を
教職から解雇することを認めるという、カリフォルニア州の条例【提案6号】。

私はこの映画を見るまで、まったく【提案6号】の存在を知らなかったのだけど、
こんなあまりにもひどい条例が当たり前のように可決されそうになるのを見てい
て苦々しいものが口内に広がるようなやりきれない気分になってしまいました。

ミルク達の活動によってこの条例が否決されたわけだけど、もし可決されてたら
今頃ももしかしたら、同性愛者達は教職はもちろん普通の会社で働くことはでき
なかったかもしれなくて、それどころか他のマイノリティ(黒人、アジア人、身障
者、etc.)も同じく差別され続ける社会になっていたかもしれないわけで…。

ミルクはこころざし半ばで無念の死をとげてしまったけれど、彼の仲間達は現在
も政治、ビジネス、アートなどあらゆる分野で各々がイキイキと活躍していること
を知り、胸がぐぐっと熱くなりました。
ミルクがいなくなってしまっても彼の意志はしっかりと引き継がれていて、そんな
仲間がミルクにいて、そんな彼らを支持する人々がたくさんいたということ。
その事実が何よりも素晴らしかったな。
あっそうそう。ミルクと彼のパートナー、スコットの関係性も素晴らしかったです。
スコットの存在がなかったら、ミルクは最後までクローゼットから外に出られなか
ったに違いないのだから。
恋人であり親友であり、おたがいをリスペクトしあう、そういうパートナーを持てた
彼だからこそあんなふうに強くなれたのかもしれないね。

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4月なのね

先週、とうとうTBSラジオの「ストリーム」が終わってしまいました。(ショボーン)
最終回も生で聞くことはできず、結局のところpodcastで聴いたわけですが、
電車の中で涙ポロリ。
聞いてたラジオ番組(テレビも含め)が終わることに泣くなんて、自分史の中で
多分初めてですわ。生島淳さんの涙声とマッピーの涙声でもらい泣きっす。

で、会社の昼休みにTOKYO NO.1 SOUL SETの川辺さんのブログを読んでたら
「ストリーム」の話書いてた。私も川辺さんと同じように永遠に心の中に生きて
いる番組だろうなぁ。
電気グルーブの卓球さんも「ストリーム」と「タモリ倶楽部」の二つの番組さえあ
れば生きていけるとか言っていたくらいの大ファンだったと聞いたことがあるし、
有名人のなかにもたくさんファンはいたんだろうなぁとつくづく…。
その川辺さんの記事から大根仁さんのブログにリンクされてて、3/23の記事を
読んだら大根さんも「ストリーム」のリスナーだったのね。今更ながら知りました。

そんな大根さんといえば!!
まもなくテレ東で「湯けむりスナイパー」がはじまりますsign01
明日は緊急特番(深夜0:43~)をやるんだって!深夜なのに頑張ってる模様。
主題歌を歌う横山剣a.k.aクレイジーケンバンドもちょっぴり出演されるみたい♪
もともと大根さんのテレビ番組はほぼ見てきている(DVDも持ってるぞ!)私
ですが、今回は主題歌がCKBだし、主人公がエンケンだし、まさに必見です。

あぁ、こんなこと言ってると、相当【モテ市場】から遠くなりそうですね。
いいの、さんざんモテてきたので。(ウソ。ちょっと言ってみたかったデス。)


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