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渚ようこが聖地に立った夜

081004_164701昨日の土曜日は「渚ようこ新宿コマ劇場公演」に行って
きました。
歌謡曲と新宿をこよなく愛するようこさんが「いつかコマ
のステージに立ちたい」と願い続けてきた新宿コマ劇場
はまさにようこさんにとっての【聖地】。
その聖地が今年12月をもって閉館するというショッキング
なニュース。ようこさんが閉館の知らせを知った時どんな
気持ちだったのか…、それを想像するだけで胸が痛むの

ですが、ようこさんは「閉館までに何としてもコマでやりたい」という強い思いから、
なんと自主興業という手段で、赤字覚悟でコマでのリサイタルを実現したのでした。
ようこさん自身がコマ劇場に公演企画を持ち込み、予算を工面し、チラシを配り…、
そんなふうにひとつひとつ、苦労を重ねて実現したリサイタルなのです。
レトロな音色の開演ブザーが鳴り、赤い緞帳があがり、ようこさんがステージに立つ
のを見た途端、何とも言えず心が震えてしまう私なのでした。

あぁ、人は強く願い続ければ思いは叶うものなのだ。

あんな華奢な身体でよくこの日まで頑張ってきたな、とその積み重ねてきた日々の
重さにただただ拍手。

リサイタルではようこさんが序盤、最初のMCで、「思ったより緊張していません」、
「楽しく歌えそう」と言ってはいるものの、マイクをもつ手の震え、顔のこわばりとか、
そんな様子からようこさんの緊張しているのがこちらまで伝わってきました。
でも最初のゲスト、ソアレさん&エルナさんのお2人が舞台に出てきたら、見知った
顔に心が落ち着いたのか、ようこさんの顔がふっとおだやかになってきまして…。
そこからは錚々たるスペシャル・ゲストの顔ぶれにも臆することなく、3時間という長
丁場のステージを圧倒的な歌唱力で無事やりきったのでした。(いやぁ、感無量)

まさかあんな小芝居まであるとは思いませんでした。頑張ったなぁ、ようこさん。
…っつうか内藤陳、細すぎ。35キロとは…。

あと、三上寛。顔は知っていたけれど初めて歌うのを聴いたのですがすごかった。
フェンダーで寺山修司作詞の曲と、「夢は夜ひらく(三上版)」を歌ったのだけど。
かっこ悪いことがこんなにかっこいいなんて。すごい迫力、聴けてよかった。

かっこいいといえば、もちろん最後のゲスト横山剣なわけでして。
私の願いどおり、舞台中央の【せり】から上がってくるという華のある登場の仕方で、
昭和の2枚目スター!って感じでした。もう、何やっても絵になる男ですわん。
剣とようこの「かっこいいブガルー」~「新宿そだち」~「かっこいいブガルー」は本当
によござんした。CDで聴くよりずっとかっこよかった。2人ともレコーディングした当初
よりさらに大人になっていて、歌の世界観にどんぴしゃにはまってる感じでした。
あぁ、剣さんかっこいいな~~。匂い立つような色気がねぇ、たまらんわ。
隣の知らないおじさんに「剣さん、かっこいいねー」と言われたので、「えぇ、本当に…
(横山はタクの主人なんですのよ)←軽く妄想。」とにっこり答えるワタクシでした。

アンコールのフィナーレで、コマの名物でありコマ劇場の名前の由来にもなった舞台
のセリ上がりの三段目にようこさんが立ち、セリがゆっくりと廻ってる様子がキラキラと
まるで夢のように美しくて、「ようこさん、やったねー」と胸が熱くなりました。
美空ひばりや北島三郎、そしてかのエノケンも踏んできたコマ劇場の舞台。
ようこさん、本当におめでとう!そして素敵な時間をありがとうございました。

beer番外編(アフターライブ)

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ライブのあとは、もちろん飲み!ってわけで、私達は新宿コマ劇場のすぐ近くにある
伝説の肉屋!!ひもホルモンの『キャロル』に向かいました。
このお店は元キャロルのギタリスト・現サンジャポ・ロックンロールジャーナリストの
ジョニー大倉プロデュースの店。
オープンエアーの派手な看板のお店で、店内にはキャロルのDVDがガンガンに
流れてます。
実はワタクシ、キャロルってCKBを聴くまではまったく聴いたことなかったのです。
で、動画を見たのもこの日が初めてだったのでした。いやぁ、永ちゃんったら顔が
めちゃすっきりしてていいじゃないの。私の知ってる矢沢永吉とはぜんぜんちゃう!
隣でヒモホルモンを頬張るキムネェ(キャロル・リアルタイム世代)によるとギターの
内海さんが当時女子の中では一番人気だったと言うのだけれど、私はやっぱり、
永ちゃんがいいな~。なんて、永ちゃんラブになりかかってきた頃にキャロルの映像
が終わり、突如ダブルジョイのマークが!なんと、CKBのスタジオコーストライブに
DVDが切り替わったのでした。おぉ、剣さんだーー。ナゼ~?でも嬉しい~!
というわけで、なぜだか結局、最後はCKBのコロを歌っての幕切れとなりました。
ホルモン屋で曲に合わせながらワゥーンとイヌの遠吠えしながらのけぞってる大人
達を見ても動じない歌舞伎町という街の懐の深さ…。
若松監督が舞台で「新宿って誰でも受け入れる街」って言ってたのは本当なのね。

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「見て聴いて読んで」カテゴリの記事

コメント

素晴らしいレポートですね。

ようこさんの緊張感、剣さんの華。まさにその通りですよね。

素晴らしいコンサートに行けてよかったですよね。

キャロル、行けばよかったなぁ。今度行ってみますね。

投稿: たのちゃん | 2008年10月 5日 (日) 18時40分

初ようこ、初コマ劇(そして最初で最後の)でしたが、
見る事が出来て本当に良かったです。
素晴らしい夜でした!
ようこさんの衣装も素敵だったなぁ。
まさにリサイタル!非日常の世界に連れていってもらえました。
タクの主人ですのよ…のくだり、極上の妄想ですネ〜heart04(笑)
年配の方がたくさんいらっしゃって、
いつもと違う雰囲気も新鮮で良かったです。

投稿: junp | 2008年10月 5日 (日) 18時47分

■たのちゃん
>素晴らしいレポート
…へへへ、誉められちゃった。大人になるとあまり人から誉められないので嬉しいにゃー。ありがとう!
ようこさんの緊張具合、本当に伝わってきてドキドキしました。歌詞とかすっとぶしね。
もちろんそれでも歌唱力はハンパじゃないわけですが。
終演後のロビーでお客さん達が口々に「良かった」「ようこちゃん、やったね」とようこさん
を讃えているのを観て、あぁ、ようこさんやりぬいたんだなぁと、私まで達成感で胸が熱く
なりましたわ。

キャロル、笑えるよー。あと「汀」飲みに行って赤字回収のお役にたちましょうねん。


投稿: ok | 2008年10月 5日 (日) 19時31分

■junpさん
コマ劇場、私も行けてよかったです。コマ劇場閉館を知った時には、とにかくどんな演目
でも一度は行かなくちゃって思っていたけれど、まさかようこさんで行けるとは…。

お土産もパンフレットもひとつひとつに手が込んでいてようこさんのこの公演にかける思い
の強さが伝わってきましたわ。
森山大道の手ぬぐいは額に飾りたい。美術品のようなプレミアアイテムです。大事にしょうっと。

タクの主人はね、前日のCCレモンホールでも23列目に座ってても私と目線をあわせて
くるのよね。もうホントに私が観てないとダメみたい。バカね。(←どっちが…)

投稿: ok | 2008年10月 5日 (日) 19時38分

色香匂い立つって、あのようこさんみたいなこというのかにゃ~。

ブルースカイブルーでしたっけ、結っていた髪をばらりとほどいてなびかせて歌ったあの時、鳥肌がたちました(*^^*)

投稿: ぱじぇ(*^^*) | 2008年10月 5日 (日) 19時50分

再びコメントしちゃいました。
私もあの手ぬぐいいただきましたconfident
森山大道さんってようこさんがステージでお話されていた写真家の方でしょうか?
手ぬぐい好きの私ですが、あまりに素敵すぎて、これは使う事が出来ません。

投稿: junp | 2008年10月 5日 (日) 20時19分

■ぱじぇ(*^^*)さん
色香ありましたね。
女も男も30過ぎたら人生が顔や身体からにじみ出てくるものですから。
深みのある人生、いろんな人達との出会いをようこさんは経験してきてるんだろうなぁ。
これからもどんどんいい女に、いい歌手になってほしいです。

「ブルースカイブルー」良かったねぇ。
あの腕を力強く空に向ける姿が神々しかったです。秀樹、感激っ!


■junpさん
そうそう、森山大道さんのこと舞台の上でもお話してましたね。
今回の公演プログラム、ポスターもすべて大道さんの写真です。
森山大道は多分、日本人カメラマンのなかで今現在、世界的に一番
有名なんじゃないかなと思うわ。http://www.moriyamadaido.com/top.html

あの手ぬぐいのポーズは森山大道さんが指定したものではなくて、
いきなりようこさんがゴールデン街の路地の真ん中にあんなふうに
黙って座って、レンズを睨み付けた瞬間らしいよ。

投稿: ok | 2008年10月 5日 (日) 20時40分

人は強く願い続ければ思いは叶うものなのだ。↑
ほんとにそう思います。
強い信念はいろんな事を動かすんだなぁ。
ようこさんは念が強そうだなぁ。
っておもいました。ブレがないって素敵。。
同じ人間なのにこうも違ってしまうんですね。

あぁ。ほんとに歌、よかったです。

投稿: なつねの | 2008年10月 5日 (日) 21時12分

■なつねのさん
あんなザッツ芸能界!みたいな演歌の殿堂ゴリゴリっとした新宿コマ劇場に、プロダ
クションにも所属してない、歌手といっても多分あちら側にはそれほどメジャーでは
ない渚ようこというひとりの女の子が、1年かけて地道に努力をして、昨日みたいな
華やかな舞台を成功させたということ。
その思いの強さをひしひしと感じる3時間でした。

>ブレがないって素敵。
私はなっちゃんのこと本当にブレがなくって素敵だなぁと思っていたんですけど。
いや、まじで好きだわ。感受性豊かで。キミってばイイ女になるよ。

投稿: ok | 2008年10月 5日 (日) 21時30分

わ!
きょ、恐縮です!

でもとってもうれしいです!
地球が終わってもいいです。嘘。。

投稿: なつねの | 2008年10月 5日 (日) 22時07分

■なつねのさん

いや、ほんとにほんとだから。

投稿: ok | 2008年10月 5日 (日) 22時44分

キャロル、行きてー!!

じゃなくて、新宿コマ劇の渚ようこ、相当良かったらしいですね。
出張じゃなかったら、行っていたのに。残念。

投稿: T児 | 2008年10月 5日 (日) 22時47分

■T児さん
へへへ、ユッケの写真の隣にキャロルの写真貼ってる店だよ~。笑えるよ~。
コマ、いろいろWEB上の記事にも出てるみたいだね~。
本当に面白かったよ。仕事があったなんて残念っ!

投稿: ok | 2008年10月 7日 (火) 00時17分

MCは緊張でぐずぐずだったのに
あんなにのびやかに歌えるなんて...
やっぱり歌い手としての自信がなせるワザ
なのね。

若かりし頃の永ちゃんは
我々の「好き顔リスト」に入れましょう。
ほどよく薄めなので。

投稿: きこ | 2008年10月 7日 (火) 23時14分

■きこさん
私、よーく考えるとMCが上手くない歌手ばかり好きな気がする…。
剣さんといいギャランティーク和恵さんといいみんなぐだぐだ。
外タレもあんまりしゃべんないで黙々歌い続ける人のほうが好きだしなぁ。

(あっでも吾妻社長は面白いね。)

ほどよく薄い顔がいいよねー。で骨格が美しければ文句なし!
顔が濃い系の2枚目は、おしゃれしててもセンスがよく見えないのよねー。

投稿: ok | 2008年10月 8日 (水) 00時38分

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