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週末に見てきた1:『男たちの詩』

02_large日曜は恵比寿の東京都写真美術館で『男た
ちの詩』
を観てきました。
中野裕之監督の短編3本+他監督作品2編、
合計五編の短編映画集です。

今まで、中野監督の作品は『サムライ・フィク
ション』『Stereo Future』位しか見て無くて、

印象としてはどの作品もセンスがよくエッジが効いてる映像は申し分なく美しいの
だけれど、だからって何?って感じもしなくもなくて、正直、今ひとつ心情的に訴え
かけてくるものがなかったのです。
やっぱりPV出身だからそんなもんなのかなぁなんて思ってたりしてたんだけど…。
でも、この『男たちの詩』はかなり良かったです。中野監督を見直してしまいました。

とにかく日本刀のようなシャキーンとした映像美は圧巻。
縦文字の美しさも改めて認識させられました。
男気溢れるストーリーには女ながらに男泣き。めちゃシブいストーリー。
そして、なんといっても松方弘樹。映画スターなんだなぁって初めて思いました。
台詞なんて少ないし、怖い表情なんてひとつもなかったのに圧倒的な存在感。

まったくタイプの違う作品、兼重 淳監督の『スパゲッティナポリタン』も好きですね。
津軽出身ニューハーフ(宮本大誠)と南部出身のオカマ(吹越満)のお話。
東北弁マニア、それも青森好きなワタシにとっては、ワタシのためにある作品とさえ
思っちゃいました。
前編フランス語しゃべってんの?としか思えないほどの訛りのきつい会話劇なので
7割くらいしか会話の内容がわからないんだけどニュアンスだけで笑えます。
2人ともハンパなく方言上手いなぁと思ったら、2人とも青森出身者なのですね。
宮本大誠の化けっぷりもまたお見事でした。

で、『男たちの詩』の上映前に中野監督の『七人の侍』も上映されました。
いやぁーー、かっこよかったです。
もちろんオリジナルの黒澤版にはおよびはしないですけど(そりゃ、そうだ)、十分
世界に通用できそうな出来ばえでした。
黒澤版より中野版は俳優が弱いような気もしたけれど、それはあの時代は人間味
溢れるいわゆるイイ顔の役者が多かったからねぇ。仕方ないです。
この中野版『七人の侍』でかっこいいのは音楽。
ストーンズの「Paint It Black」が使われてて、それがとんでもなく良かったのです。
めちゃめちゃ、クールでした。さすがPV出身!音楽の使い方ほんとうまいなぁ~。

・『男たちの詩』予告編(大きい画面できれいです。音出ます。)→http://tomotoyorozu.com/trailer.html

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コメント

その映画の原作書いてる人とプロデュースしてる人と監督してる人は、私のお客さんです。
もちろん、会社でチケット買わされました(^^ゞ
でも、つまんねーだろーなーと思って見に行ってません(^_^;)
面白いんだったら見に行けば良かったかな。

投稿: clim | 2008年10月 1日 (水) 19時42分

■climさん
climさんのとこのお客さんって、ほんと名だたるクリエイターさんばっかりだねー。
中野監督もそうだったとは…!まさに錚々たるメンバーって感じ。

映画、明日までだねー。チケットあるなら行けばよかったのにね。
(買っても1000円で普通の映画より安いんだよ)
ルー大柴主演の映画は正直それほどでもなかったけど、他のは面白かったよ。

投稿: ok | 2008年10月 2日 (木) 23時15分

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