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「ノマディック美術館」

070519_13240001_1東京・お台場で開催中の【ノマディック美術館】
まで行ってきました。
ノマディック=遊牧民。
そう、その名の通り、この美術館は移動式。
坂茂さんの設計のこの美術館は、海上コンテナ
156個を積み上げて建設されてます。


Go_425_01_1この美術館の中で催されているのはグレゴリー・
コルベールの作品展『Ashes and Snow』

中に入ると照度が落とされていて、天井高がとても
高く、なんとも荘厳な雰囲気でした。100万個もの
ティーバッグを手で押し固めて作ったという半透明
の巨大なカーテンが吊り下げられていて、場内に
良い効果を与えてました。

展示されているどの写真を見ても美しく、映像はストーリーがあるわけではないのに
全然飽きなくて、1時間立っていても足の疲れが気にならないほどでした。

が。なんか引っかかる。後ろに見え隠れする商業的な匂いを感じてしまう。
自然だなんだといっても、「結局、世の中カネなのよ」みたいな…。

撮影方法にしたって、“CG、合成等は一切ありません、自然のままを撮りました”
と言うのみで、撮影エピソードが一切明かされてない事が不自然。
実際は撮影クルーも人間のモデル達も相当な苦労をしているに違いないわけで。
そういう事をもっとオープンにしてしまっても、芸術性の高さは変わらないと思うのに。

そもそも、野生の動物と人間が静かに寄り添うというのは自然どころか不自然では
ないのかなぁ。「不自然だけど、だからこそ、そういう幻想的な理想郷を撮ってみた
かった」と言うのなら、心から信用できるんだけど。

私の考え方ってひねくれすぎ?
素直に、動物と人間達の共存の美しさに心をうたれるべきなのかしら。

でも、坂さんの建物は良かった。
この建物の外観を見ただけでグッときて、中に入ってからさらにググッときました。
だから、あの「腑に落ちない感」は無かったことにしよっと。

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「見て聴いて読んで」カテゴリの記事

コメント

電車の車内広告のやつすか。
>私の考え方ってひねくれすぎ?
って別にいーんぢゃないの?
だいたい人間同士が共存難しいんだし。。笑。

投稿: myongan b | 2007年5月21日 (月) 05時51分

えらい。ナイス批評。

投稿: da | 2007年5月21日 (月) 10時49分

>だいたい人間同士が共存難しいんだし。。


ああ、その通り。。
ナイス批評。

投稿: da | 2007年5月21日 (月) 10時50分

■myongan bさん
そうそう、車内吊り広告でもパッと目をひく写真だよね、あれ。
あの象の写真とか、くじらと遊び泳ぐ写真あたりはまだ「そういうこともありかなぁ」って
感じて、素直に写真展を見てみたかったんだけどね。(興味本位で)

でも、チーターやハイエナのような肉食動物と人間が同じフレーム内に収まってるのを
見たときは「分かり合えた」という感動はまったくなかったな。

ほんと、人間同士だって共存していけてないんだもんね、ぜんぜん。

投稿: ok | 2007年5月21日 (月) 11時31分

■daさん
プロの写真家から見てどうですか、コルベールの写真は。「無理」が伴っているでしょ?
その無理を押し通してあそこまで「絵」として美しく成り立たさせるという事に
何か意味があるのかなぁ。

この作家は何を伝えたいのか?私には今ひとつ伝わってきませんでした。
奥行きがない、というか…。すみません、えらそうに(笑)

投稿: ok | 2007年5月21日 (月) 11時51分

あ、先越された。
なるほどね、でもまぁ一駅先だから見に行こうっと。

投稿: ぜっとぜっと | 2007年5月21日 (月) 17時10分

森美術館で少し映像観たので
(砂丘と痩せた老婆とチーター?のとこ)
行こう行こうと思いつつ、まだです。

坂さんの模型も見たので
それだけでもと思ってる間に終わりそう。

投稿: きこ | 2007年5月21日 (月) 19時31分

■ぜっとぜっとさん
見かたは人それぞれ千差万別だから、私の意見に惑わされず(笑)
見に行ってください。
実際、映像も面白いし。渡辺謙のナレーションは無くていいと思うけど。
(いやその、声が聞きづらくて何言ってるのかわかんなくて…)


■きこさん
来月いっぱいくらいじゃないかなぁ、会期。
私は坂さんの“紙管”の柱の現物を見てみたかったから、触れることもできた
のが良かった。紙管は頑丈なのに優しい材質で面白いなって思ったわ。
あと屋根がテントなので風が吹くとバッサバッサ音たててるのが面白かったわ。

投稿: ok | 2007年5月21日 (月) 22時28分

はじめまして。Chicacoと申します。

以前、何かの検索でこちらのblogに辿り着きました。旅の様子や美味しいもの、アートのお話が興味深く、また、OK★changさんの趣味の良さに惹かれたこともあって、ブックマークに登録し、時々拝見していました。

昨日、ブックマークの整理を兼ねてブログ巡りをしていましたら、このノマディック美術館の記事が・・・。
私も5月18日に上京し(和歌山在住です)、行ってきました。その感想をブログに書こうとしていた矢先でしたので、張り切ってトラックバックさせていただきました。

追伸:何の検索がきっかけだったかなあと非常に気になったので、遡って読んでみましたら、おそらく、「猿猴捉月図」をググった時じゃないかな、と思われます。

投稿: Chicaco | 2007年5月30日 (水) 22時24分

■Chicacoさん
初めまして。TBありがとうございます!
会ったこともない、住んでるところも離れているchicacoさんが、私のブログを読んでくれて
いるなんて、okは嬉しくってたまりません。ブログやってて良かったなぁ。

chicacoさんのブログ今、見てきました!
そうですよ、そのとおりです!○ッセンに近い匂いがする(笑)。
もちろん○ッセンなんかより美しく洗練されているんだけど、根っこの部分がどうも似てる
気が。会場を出た時、同じような気分になった人がいたんだなあと心強くなりました。
うふふ。これからもよろしくです!!

投稿: ok | 2007年5月31日 (木) 00時51分

ありがとうございます!
自分のところにもコメント返しつつ、こちらにも・・・。

「後ろに見え隠れする商業的な匂い」の文字を見た時、我が意を得たりという思いでした。
それまでモヤモヤしていた気持ちに、ばっちーーーんとハマった感激と言ったら!

こちらこそ、よろしくお願いします。

投稿: Chicaco | 2007年5月31日 (木) 21時43分

>後ろに見え隠れする商業的な匂いを感じてしまう。

ほんとにそのとおり!

映像や建築など見るべきものもあるのに
台無しな気分です。

渡辺謙ほんとになにいってんだかわからないし。

投稿: テツ | 2007年6月22日 (金) 09時11分

■テツさん
あの渡辺謙は人選ミスだと思いました^^。
あの人の声って、思いのほか、活舌悪いし良い声じゃないんだなぁっていうことが
わかりました。
演技力もあるとは思えない(演技が大袈裟でわざとらしい)し、でもそういうのが
外人受けするんだってこともわかりました。

↑今、酔っぱらってる上に渡辺謙キライなんで、ひどい発言ですね、私ったら。

投稿: ok | 2007年6月23日 (土) 02時12分

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