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『観光』 ラッタウット・ラープチャルーンサップ

観光 観光

著者:ラッタウット・ラープチャルーンサップ
販売元:早川書房
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あ、いや~、まいった。何という素晴らしい短編集なんでしょう。
まだ4月だけど、今年私が読んだ(&読んでいく)本のなかで、間違いなくベスト3に
入る傑作本だと確信してしまいました。
(実際、この本はすでに10カ国以上の国で翻訳されていて、著者は06年全米図書
協会による「35歳以下の注目作家」に選出されてるらしい)

作者の名前、ラッタウット・ラープチャルーンサップって言うんですけど…。
めちゃ長い&言いづらい名前・・絶対に覚えられない。でも何としてでも覚えなくちゃ、
と思わせるんだな。だって次回作も絶対読みたいじゃないですか。

この短編集は、どの物語の中の登場人物もみなままならなく理不尽な人生を送って
いるのだけど、そのどの物語もがリアルで瑞々しくてまぶしくて。
なんというか、辛い状況だけどお日様が当たっている感じがすごくして…。

不思議なことに、タイ人が英語で書いた小説を読んでいるというのに、まったく海外
の小説を読んでいると思えなかったのね。
タイなんてまるで異国だと思っていたし、この小説が放つ匂いや温度は東南アジア
のタイそのものなのにも関わらず、なぜか懐かしい気分になったり、友達の話を聞
いてるような気分になったのです。見ていないのになぜか既視感。

こんな傑作本が初作品集だなんて…。
著者はたったの20代でこんなの書いちゃってこれから先どうなっていくんでしょう。
やっぱり行く末を見守りたいので何としてでもこの名前覚えなくちゃ!
ラッタウット・ラー、えーーとなんだっけか?

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コメント

タイは ィ夜逃げ するならって決めてるですけどね。物価ィ安いし、寒くないし(笑)。寒くないけど、ネオアコバンドもいると聞きやした。

投稿: myongan b | 2007年4月22日 (日) 23時06分

ん、おもしそ。
図書館にリクエストしなくちゃ。

投稿: ぜっとぜっと | 2007年4月23日 (月) 09時57分

■myongan bさん
“借金&倒産→夜逃げ”の行き先がタイ方面のパターンはわりとメジャーですよね。
(うちの業界も多いです^^)

>ネオアコバンド

いますよいますよ。けっこういいっすよ。タイは音楽、アートともにセンスいいす。
ちょうど東京都現代美術館でこんなの今やってます。
myongan bさんの将来設計のためにもどうぞ。
【Show Me Thai ~ みてみ☆タイ ~】→http://mitemithai.exblog.jp/i8

投稿: ok | 2007年4月23日 (月) 13時34分

■ぜっとぜっとさん
ぜひ!名前がとっつきにくいとか、タイという国に馴染みがないからとか
そういうのが読まない理由にならないくらい、普通におもしろいですから。

投稿: ok | 2007年4月23日 (月) 13時39分

さすがに範囲が広いですな。
タイ人作家はまったく知らないなぁ。

昔、深夜番組で見たタイ人の踊り子の
名前の語感がよくって
覚えたけど
忘れました。

投稿: kico-bb | 2007年4月23日 (月) 22時27分

■kico-bbさん
いつでも貸すわよ、この本。
たまたま本屋さんでこの鮮やかな写真の表紙が目に入り
パラパラと立ち読みしてたら、「こりゃすごい!」と思って
買ったのよ。偶然偶然!でも偶然は必然だから(笑)。
東南アジアの単語ってリズムが独特でかわいいよね。

投稿: ok | 2007年4月23日 (月) 23時18分

どもです。
最近、本読みたいな〜!と思っていたので
要チェキ!してみよう。ぜんぜん本を読まないので。。読んでも、林真理子とかわかりやすいヤツです。色々勉強させていただいてます。ぺこり。
岸本佐知子さんの「ねにもつタイプ」と迷うな〜。

投稿: なつねのね | 2007年4月25日 (水) 09時26分

■なつねのねさん

「ねにもつタイプ」はぜひ!本当にオススメだから。
(あっもちろん「観光」も面白いのですよ。)

林真理子は私も読みますよ。
あの人の小説って女性がちゃんと書かれてるから好きです。
(一歩ひいたところから冷静に観察してる感じがする)

投稿: ok | 2007年4月25日 (水) 22時26分

OKさんの日記読んで興味を持ち、早速入手しちゃいました~
今読んでる本が読み終わったら、読み始めるつもりです。
なんか映画化もされてるんですね~雑誌ペラペラめくっていたら、そんな事も書かれていて観にいきたくなりました。

投稿: 歌子 | 2007年4月29日 (日) 13時12分

■歌子さん
へぇ~~、映画化されてるんだ?知らなかった!
どの物語も好きだけど映画になるとしたらやっぱり「観光」がいいかなぁ。あぁ、でも「闘鶏師」も映像が目に浮かぶなぁ。

タイじゃなきゃとれない光とかそういうものが感じられる映画になってるとうれしい。

投稿: ok | 2007年4月29日 (日) 20時35分

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