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今年、いやここしばらくのベスト1

Photo_58会社帰りに本屋へ。
こないだ図書館で借りた『わたしを離さないで』があまり
にも素晴らしくって、自分のもとへ置いておきたくなってし
まって買いにいったのです。
今年1番、いやここ数年で1番の小説だと思う。
あまりにも熱中して読んでいたので、電車で降りる駅を
通り過ぎてしまったくらい。
(そして、乗り過ごした事を悔しがる暇さえもったいなくて、
また小説の中に深く入り込んでしまったのです)


読み終わった後は、しばし呆然としてました。
「感動した」とか軽く陳腐なセリフは使いたくないの。でもこの気持ちを誰かに伝えたい。
とにかく自分がこんな素晴らしい小説に出会えた幸せ。
あぁ、ほんとうに幸せだ、私は。

小説が終わりに近づくにつれ、早くラストを知りたい気持ちと、読み終わってしまうのが
もったいなくて読み進むのをためらう気持ちとが同時に溢れてきて困ってしまいました。
決して明るくないむしろ絶望的な話なのに、何とも言えない清々しく優しい気持ちになる不思議な感覚。
ストーリーの性質上、内容について何も話せないけど騙されたと思って読んで欲しい。
でも、ヘンな人には読んで欲しくないという気持ちもあるんだけど…。


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「見て聴いて読んで」カテゴリの記事

コメント

「離さないで」を「愛さないで」と誤読したのに加え(願望がそうさせたかしらん。笑)、本厄、じゃなかった、翻訳ものともわかってませんでした。。。
図書館で探してみます。。

投稿: 69 | 2006年12月19日 (火) 22時33分

■69さん
本の帯になんとなく内容を推測できる事柄がチラっと書かれてるんですけど、なる
べくならそれを読まないで捨ててしまうほうがいいです。とにかくストーリーについて
前知識が極力無い状態で読んで欲しいなと。
残酷で優しくて、サイエンスフィクションでミステリーで何より青春小説で…。
読み始めからずっと心の奥で「何?どういう事?もしや?いやまさかね…」と怖れ、
そしてそれがやっぱり現実なんだと確信するにつれ心が苦しくなっていくんだけど、
なぜか読後感は辛いというのとも違うのです…。とにかく圧倒されました。
『TIME magazine』がオールタイムベスト100にこの小説を選んだのにも納得しました。
『私を離さないで』は主人公の女の子の持ってたカセットテープの歌の題名なの。

投稿: ok | 2006年12月19日 (火) 23時37分

さっそくウィッシュリストに入れますた。

投稿: おもち | 2006年12月20日 (水) 01時09分

■おもちさん
うんうん、ウィッシュしてして!!
端正で静謐な文章なのに、すっごく心が揺さぶられるのです。不思議な感覚。
とにかく上手い、上手すぎます、カズオ・イシグロ。

投稿: ok | 2006年12月20日 (水) 13時31分

川勝さんがPOP寄席で紹介したあと、すぐ買って読みました。

最初は、何?何なの?どうなってんの?とぐいぐい読んだけど、割と早いうちに何なのかわかっちゃうんだよね。まあそれだけではないけれど。

投稿: きこ | 2006年12月20日 (水) 18時43分

■きこさん>それだけではないけれど

うん。謎解きが目的ではないものね、この小説は。
(今年の『このミス』に入ってたけどちょっとそれではないだろっていう違和感有)
私はあの女の子の友情の微妙なとこの描写がたまらなく好き。
カズオ·イシグロ、男性なのになぜああまでわかってるんだろ…。

投稿: ok | 2006年12月20日 (水) 22時29分

学校がやっと冬休みに入ったので、いろんな本を読もうとおもってたところです。

なおさんのおすすめ、是非探してみようっと♪

投稿: スー | 2006年12月21日 (木) 09時06分

■スーさん
そっか冬休みに入ったのかぁ。お疲れ様ぁ~。
久しぶりの学生生活慣れないこともあっただろうし大変でしたね。
この小説はスーちゃんみたいな「他人の命」の身近にいる人は特に読んでみる
といい気がします。ぜんぜん難病モノとかお涙頂戴モノではないんだよ。
でも少し不思議な角度から「生命」とか「倫理感」とか、「他人への使命」とかを
考えるきっかけになると思うんだ。

投稿: ok | 2006年12月21日 (木) 11時27分

コレ、「このミス」で気になってたんよね
久しぶりに大枚はたいて新刊買いますか(笑)

ちなみにワシが今年いちばんおもろかったんは
岩井志麻子の「ぼっけぇきょうてい」やな
いちおうホラー小説ってことになっとるが
ダールっぽいブラックなんやなコレが
フレドリック・ブラウンを愛読する変態さんにはおすすめよん♪

投稿: ワシ | 2006年12月22日 (金) 19時06分

■ワシさん
大枚はたいてはたいて。
自分へのクリスマスプレゼントにどーぞ♪(なんちて)
岩井志麻子は『ぼっけえ恋愛道 志麻子の男ころがし』と『しびれフグ日記』
しか読んだことないやぁ。ちゃんとした小説は読んでないんだよな。
図書館で借りてみようっと。

投稿: ok | 2006年12月22日 (金) 19時29分

おお~~何だか気になりました。
年末は有吉佐和子の「芝桜」でも読もうかな~と漠然と考えていましたが、急遽変更!
こういう予想外の、読書欲のボルテージが上がるの嬉しいですね~。楽しみです。
それにしても、「このミス」って、何でも有りかよ??ってなラインナップ結構含まれてますよね。選者がそう言い切ったら「そう」なのだ・・・みたいな強引さがあります。

投稿: 歌子 | 2006年12月23日 (土) 21時06分

買った、買った
嫁へのプレゼントとして(笑)

「何、コレ?」
「なんかおもしろそうやったし」
「って、自分が読みたいだけじゃない?」
「・・・。」

でも、大丈夫
一緒にKAT-TUNの写真集も付けたし(爆)

ちなみに、自分には
伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を

>歌子さん
「このミス」って、何でも有りなんですよ
自称ミステリー好きが集まって
カテゴリーなんぞお構いなしに
自分がおもろかったもんを自慢してるだけやから
小学校の推薦図書くらいに思ってれば
案外ハズレが少なかったりするしね
もちろん買わない、立ち読みで充分
情報を覚えておくんが至難の技やけどねー(爆)

投稿: ワシ | 2006年12月24日 (日) 11時49分

■歌子さん
有吉佐和子は私、ぜんぜん読んだことないんだけど、
一度はまると全部読みたくなるっていわれてるわよね~。
『芝桜』読んだら感想聞かせてほしいわ。
『このミス』はついつい毎年、「一応、念のため」という感じで手にとって
ランクを見てしまいます。
で、「えーそうなの?」なんて思ったり「うんうん」と頷いたり。
でも、少なくとも芥川・直木賞よりは信用できるよね。


■ワシさん
ヨメ、KAT-TUN好きなの?(あぁ…理想と現実の狭間に揺れてそう^^)

伊坂幸太郎、おもしろいよね。私が最初に読んだのは『重力ピエロ』だったよ。
『死神の精度』とか『チルドレン』とかも好き。

投稿: ok | 2006年12月25日 (月) 15時31分

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