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『誰が見ても人でなし』

久しぶりに『文學界』を買ってみました。

『文學界』って、本屋さんに無いですねぇ。かなりの大型書店を2件もはしごして
探したけど、一冊も置いてなくてびっくり。最新号なのになぁ。
結局、お取り寄せで無事手元へ。

そんな売れてない雑誌をなぜ買ったのかといえば、特集が黒沢清だったからでは
ありません。(実は私、黒沢清の映画はぜんぜん観たこと無いのです)

今回の目的は、中原昌也の読み切り。
タイトル、『誰が見ても人でなし』だけでも、かなりグッとくるわけで(笑)。

いやぁ、面白いです。
言葉の選び方、改行のとり方、すべて作者が、渾身の力を振り絞って、
考えて考えて小説を書いているというのが強く伝わってくるのです。

特に、改行なし13ページが圧巻。な、なんなんですか、これ。
アタマおかしい。映画の『シャイニング』みたいだ。
ひたすら暴力的なイメージと言葉。ずんずんと脳にカラダにひびいてくる。

嫌いな人たくさんいるだろうけどねぇ、そりゃ。
まぁ、だから芥川賞も落ちるんだろうし。
(売れない本を賞に選ぶわけにはいかないだろうからさぁ、文藝春秋社は)

ただ、子供でも書けるような文章を並べただけのかたまりを「これが小説です」
みたいな顔して文壇にいらっしゃる先生方は、少し見習えばぁ?と思ったりして。


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コメント

おおっ、中原昌也か

去年の映画祭に青山真治と阿部和重とトリオで呼んだぞ

プロフに作家と紹介したら
「オ、オレはミュージシャンじゃあ~~~」
と暴れとった(笑)

アテンド担当者によると
1日中 古本屋めぐりに付き合わされて
あげくに「お金貸して」だって
サイフの中身は2000円だったとか

まったく、良くも悪くも期待を裏切らないヤツだ(爆)

投稿: ワシ | 2006年9月30日 (土) 13時11分

■ワシさん
そっか、金沢に3人組行ったんだ。面白そうだね。
それより、中原昌也は本人的にはミュージシャンなのか…。
そういえば水森亜土ちゃんも、本人的にはミュージシャン(シンガー)だって
言ってるらしい。音楽で食べるのは難しいんだなぁ。。。

中原昌也は相変わらず出版社から原稿料の前借りしているらしいです。
そういうシステムがあることじたい不思議だ~!>出版社

投稿: ok | 2006年9月30日 (土) 22時49分

 敬愛する渡辺淳一先生も(自分でどこまで本気で敬愛してるか徐々にわからなくなってきたのですが、でもたぶん「現役」だしにゃー)、昔は、暗い小説をお書きで、それは結構イかったでつ。あ、「失楽園」読んでないでつけど。
 ミポリン亭主の、フランスで賞を獲ったのも読んでみたことがありますが、受賞後の感想で「今度はフランス語で小説を書きたい」というのに遭遇して、「……」と思った記憶が。

投稿: sammy_doublejoy69 | 2006年10月 1日 (日) 21時30分

■69さん
実は私は渡辺淳一センセの小説は読んだことないのです。読んだこと無いので
渡辺センセの小説については豊崎由美氏みたいにズバっと切ることができない
のが悲しいワタクシ。昔のは良かったと69さんみたいに言えないのも悲しい。
でも今更読む気にもなれないわけで。

ミポリン亭主、フランス語で書く前に「日本語で小説書けるようになるのが先だろ」
って感じですわ。

投稿: ok | 2006年10月 1日 (日) 23時26分

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