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「ただし、それは世界の中心ではない。」

昨日、仕事帰りにBOOK1st.で本を2冊購入。
 ・古川日出男の「LOVE」
 ・岡本太郎・岡本敏子「愛する言葉」

「ありゃ両方とも愛だ。ヤバッ、私、愛が足りないのか?欲求不満か?」
なんて自分に突っ込みつつも、古川日出男も岡本敏子(もち太郎も)も好き
なんだから、まぁしゃ~ない、と。

まず帰りの埼京線で「LOVE」のほうを読み始める。
うっわ、おもしろすぎます!!「ベルカ…」よりこっちのほうが好きだわ、私。
無性に声に出して読みたくなるんだよな、この文体。
…といってもあのヘンな斎藤なんちゃらって教育学者の言うあんな“声に出す”
やり方じゃなくってですね、なんていうか、明度落とした照明の中でポエトリー
リーディング?(って言い方も気持ち悪いが)みたいなのですが。
とにかく文体にリズムがあって、めちゃかっこいい。音楽みたいな小説。

この「LOVE」は今年の三島賞受賞作品。
そういえば舞城王太郎の「阿修羅ガール」も三島賞受賞したんだっけ…。
あれも大好き!どっちも音楽を強く感じるのです。疾走感とリズム感。
三島賞って、そういうものなのかしら。(わからんけど)

結局。昨日、夜じゅう読み続けて、一気に最後まで読んでしまいました。
あぁ、好きな文章に、マーカー引きたくなってくる。
登場人物(特に子供達)がみなクールでカッコイイ。 惚れちゃうよ>ジャキ

今日は、仕事でインテリア・ライフスタイル展を見に国際展示場まで行って
たんだけど、帰り、りんかい線が大崎あたりを通った時、この小説に出てくる
場所をひとつひとつ確認したくなって、ふっと目黒駅に行ってしまいそうに
なり、自分で自分にアセりました。
(…いや、もちろん戻りましたけどね、会社)


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コメント

舞城王太郎さんの作品では「熊の場所」が好きでした。
あの疾走感は読んでいて頭がスッキリしてきます。古川日出男さんの作品はまだ一度も読んだことがないのですが、面白そうだから読んでみたくなりました~~。
最近重松清さんの「疾走」という本を読んだのですが、なんか救いのない物語で正直ウンザリ気味に・・・テンポは速いのに、読後の爽快感がないのです。自分にとっては疾走小説には、読後感が大事なのだと気が付きました。

投稿: 歌子 | 2006年6月19日 (月) 12時12分

■歌子さん
古川日出男は好きキライがかなり別れる作家らしいのですが、歌子ちゃんの
職場環境なら試し読みできると思うので、一度手に取ってみてもいいかも。
ただ、新作がでるたびにまったく切り口が違ったところでアプローチしてくるので
一冊だけで「ダメ」というのはもったいないかも。
(せめて2冊読んでからダメだししてね、とお願い♪)

投稿: ok | 2006年6月19日 (月) 14時14分

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