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『ライフ・アクアティック』

life公開を心待ちにしていた『ライフ・アクアティック』を観てきた。
うふふ、楽しかったぁ。で、ジーンと涙してしまったりもして。
笑いも涙もぜんぶ“ドカーン”という大仰なものではなく、
「クスッ」って感じなのです。そのあたりの匙加減が実に好み。

正直言うと、始まってから20分位は入り込めず、「ウェス監督ってばこれ失敗した?」
って思ったのだけど、いつのまにかあの世界にすっかりはまってました。
(内容は、これから観ようとしている人に悪いので書けないけど)

キャスティング、音楽、ファッション、インテリア、もうすべて凝りすぎって
いうほどのこだわりようで、それがたまらないの。ここまでやるかぁってね。

でもセンスだけという映画では決してなくって、ストーリもいいのです。
この監督って、初老親父(自分勝手で周囲の人間を困らせる、でもどこか憎めない)
に愛があるのね。特に父と息子の関係に考えさせられます。
前作『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』もそんな映画だったね。

音楽、めちゃいいです。
出演しているセウ・ジョルジがデビッド・ボウイをポルトガル語で歌ってる
のだけど、かっこいいのよ。乗組員なのに歌ってばかり。笑
でもそれより私が気に入ったのは、劇中のドキュメンタリー映画の音楽!
めちゃ薄っぺらいテクノ!すっごくいいのよ。もう笑うよぉ。エセDEVOって感じで。

俳優もみんな良かったです。全てがどんぴしゃな配役でした。
あぁ、ウィレムデフォーってあんなキャラだったっけ(思い出すだけで笑える)

賛否両論あるらしいですけど、私は熱烈、支持します☆

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「見て聴いて読んで」カテゴリの記事

コメント

いいなぁ、こういう洒落の効いた映画はなかなかこっちじゃ上映されないんだよね。呪怨とかくだらないのはいくらでもやるくせに...。

投稿: ぜっとぜっと | 2005年5月13日 (金) 01時25分

こんにちわ。

「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」を無条件で支持する者として、僕も「ライフ・アクアティック」は「いま観たい映画リスト」の上位に入っています。感想を読んでさらに観たくなりました。

キャラクターがたちすぎているために、割とスラップスティックコメディーみたいなノリにみえるんですが、意外に古典的なテーマが内包されていて、オーソドックスな映画だったりするんですよねえ、この監督の作品って。

投稿: 竹島ルイ | 2005年5月13日 (金) 14時00分

■ぜっとぜっと さん
日本は映画代高いの我慢すれば、本当にいろんな映画が観れる国だと思います。

>呪怨

笑。暑い国だから、涼しくなりたいんじゃないかと思われ・・・。うふふ。


■竹島ルイ さん
うわっ!!ルイさんからコメントいただけるなんてうれしいなぁ。
というより文章書きの人にこんな駄文読ませて申し訳ない気も・・。

>意外に古典的なテーマが内包・・

本当にそうなんですよね。今度の映画も、年をとって何もかもがうまく転がらなくなってきてしまっている焦燥感とか、
いろんな物を失ってしまった寂しさとか、丁寧に描かれていました。

投稿: OK | 2005年5月14日 (土) 01時59分

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» 「ライフ・アクアティック」 [試写会帰りに。]
恵比寿ガーデンシネマ。「ライフ・アクアティック」試写会。「天才マックスの世界」、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の二作で天才監督と言われるウェス・アンダーソン監督最新作。 「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」が、面白くても、あまり好きにはなれなかったので、「ラ ■ぜっとぜっと さん 日本は映画代高いの我慢すれば、本当にいろんな映画が観れる国だと思います。 >呪怨 笑。暑い国だから、涼しくなりたいんじゃないかと思われ・・・。うふふ。 ■竹島ルイ さん うわっ!!ルイさんからコメントいただけるなんてうれしいなぁ。 というより文章書きの人にこんな駄文読ませて申し訳ない気も・・。 >意外に古典的なテーマが内包・・ 本当にそうなんですよね。今度の映画も、年をとって何もかもがうまく転がらなくなってきてしまっている焦燥感とか、 いろんな物を失ってしまった寂しさとか、丁寧に描かれていました。 [続きを読む]

受信: 2005年5月20日 (金) 16時00分

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