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ヴォルフガング・ティルマンス展

ヴォルフガング・ティルマンス展に行ってきた。

BRUTUS『BRUTUS』で彼のコンコルドの写真を見てから、好きだなって思っていた写真のいくつもが、ティルマンスの作品だということに気づいた。

今回の展覧会は日本で初の大々的な個展。
なんといっても興味深いのが、ティルマンス本人が展示会の
構成を手掛けているということ。
実際行ってみて、その展示方法の計算の‘さじ加減’にやられたって感じ。


ポストカードみたいな小さな写真からタタミ2畳程にもなる大きな写真まで大きさも様々なら、出力方法も様々。
直接印刷出力した写真を白い壁にセロハンテープで貼ったり、ダブルクリップで留めたり、
とても高い位置に張ったり、規則的に数十枚を並べたり、配列も様々。

写真そのものも素晴らしいのだけど、それにもまして、写真同士、写真と壁、部屋が新しい空気をつくりだしているような、そんな不思議な感覚。
実際、私達も3つの展示室を行ったり来たりして、その空間の心地よさを楽しんでいた。

いろんなテイストの写真を撮る人なのだけど、今回一挙に初期作品から最新作まで266点の作品を見て一番強く感じたのは、「冷たいけど温かい」ってことかな。
淡々と対象物をとらえているのだけれど、それを見つめる眼差しはやわらかい温度を持っているように思った。
あのコンコルドは、それが構図から来る物なのか、それとも紙質、出力方法によるものなのかはわからないけれど、あのざらついた感じが、ノスタルジックな気分にさせられたな。

閉館1時間前だと入場料が半額になるらしい。。
会期中、今度は夜にふらっと行ってみたいなって思った。

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コメント

あー、また先越されちゃったぃ。
またこれも 行かずして終わっちゃうんだろうなぁ。
むきょん

投稿: ろっし | 2004年11月15日 (月) 22時54分

■ろっしさん
いや、12月までやってるし、絶対行ったほうがいいって!
‘ティルマンス以降・以前'という言葉さえあるくらい、やっぱりティルマンスって良くも悪くも今の「写真」界でははずせない存在なのだと思うのよね。。

1000円で、野又譲さんの展覧会も、小西真奈さん(私は初めて知った画家さん)の展覧会も観れるのでお得!
幼児は確か入場料無料なので、ろっしジュニアを連れていってもいいかもね。
私が行ったときは、野又氏の絵画を、お子達が興味深く見ていたよ〜。

投稿: OK | 2004年11月16日 (火) 10時57分

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